バイアグラ正規品(本物)の特徴と購入方法を全まとめ
バイアグラの正規品を購入するルートとして、海外医薬品の個人輸入代行サイトという選択肢があります。バイアグラの正規品が製造されている拠点は日本だけでなく欧米諸国など世界各国にあります。個人輸入代行サイトは、バイアグラ正規品など海外製の医薬品を個人で輸入するための手続きを代行するサービスです。
注文内容 | バイアグラ50mg | バイアグラ100mg | ||
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1箱の総額 | 1錠の単価 | 1箱の総額 | 1錠の単価 | |
1箱(4錠) | 6,480円 | 1,620円 | 6,980円 | 1,745円 |
2箱(8錠) | 11,794円 | 1,474円 | 12,704円 | 1,588円 |
3箱(12錠) | 16,991円 | 1,415円 | 18,302円 | 1,525円 |
5箱(20錠) | 27,256円 | 1,362円 | 29,359円 | 1,467円 |
7箱(28錠) | 37,644円 | 1,344円 | 40,549円 | 1,448円 |
バイアグラの個人輸入代行サイトは数多くありますが、中でも運用実績が長く個人輸入代行サイトの老舗として有名なのが「あんしん通販マート(旧サイト名:あんしん通販薬局)」です。個人輸入代行サービスの中には粗悪な偽造品を取り扱う悪質な業者も少なからず存在します。バイアグラの個人輸入を検討される場合は信頼できるサイトを選びましょう。
バイアグラの正規品を購入するもう一つの方法は、ED治療を行うクリニックを受診することです。ED治療を行うクリニックを受診することで、ファイザー社が日本国内で製造したバイアグラの処方が受けられます。お住まいの近くにあるEDに関する相談をできる病院・クリニックは、バイアグラの製造メーカであるファイザー社が運営している「ED-info.net」の病医院検索ページで調べることができます。
病院やクリニックを受診してバイアグラを購入する場合、25mg錠または50mg錠が処方され、いずれも保険適応外で自由診療価格となります。クリニックで処方されるバイアグラの価格は受診する病院によって多少の幅がありますが、相場は25mg錠だと1錠1,200円前後、50mg錠だと1,500円前後といったところです。初めてバイアグラを使用される男性の場合だと、専門家である医師の診断を事前に受けておくことは安全を確保するうえで極めて重要です。
- 勃起を助けるバイアグラの効果が発現するタイミングと持続時間
- バイアグラが効かない主な原因として考えられるケース
- バイアグラと同じ薬効が期待できるジェネリックについて
- もともとバイアグラは狭心症を治療するために開発された薬
海外製バイアグラの個人輸入について
バイアグラは注文者個人の服用に限り、合法的に個人輸入することが可能です。個人輸入したバイアグラを、他人に譲渡・転売することは違法になります。個人輸入代行サイトでは、バイアグラを個人で輸入するための面倒な手続きを代行してくれます。海外からバイアグラを個人で輸入するには、言葉の壁などさまざまなハードルをクリアしなくてはならないため大変です。個人輸入代行サイトを活用することで、日本国内のインターネット通販を利用する感覚でバイアグラを注文できます。
バイアグラ100mgを購入できるのは個人輸入代行サイトだけ
日本国内の正規ルートである病院・クリニックでは、バイアグラの国際的な最大規格である100mg錠の処方を受けることはできません。日本国内の病院やクリニックで処方されるのは標準規格の50mg錠や最少規格の25mg錠だけです。
あんしん通販マートでは、日本国内のクリニックで処方されるバイアグラの標準規格である50mg錠だけでなく、日本国内のクリニックで処方されていないバイアグラ100mg錠の正規品を個人輸入するための手続きも代行しています。
日本国内における服用1回あたりのバイアグラの用量は50mgまでとされているため、バイアグラ100mg錠は半錠に割ってから使用することが推奨されます。
まとめてバイアグラを個人輸入するほど購入価格が安くなる
個人輸入代行サイトでは、まとめて注文することで1箱あたりの購入価格が割引きされます。基本的にクリニックにおける処方では割引サービスが受けられません。その点で購入価格が割安になる個人輸入代行サイトを活用することは大きなメリットと言えます。クリニックを受診してバイアグラを購入する場合の価格は「処方される錠数×1錠の単価」となり、基本的に割引サービスなどは受けられません。
個人での使用に限り認められているバイアグラの個人輸入は、1ヶ月あたりの輸入できる錠数が、用法用量からみて1ヶ月分までと制限されています。バイアグラの用法用量は、1日1回1錠までと決まっていますから、最大で31錠までしか輸入できない計算です。1度に7箱より多く注文した場合は、空港の税関で没収されてしまう可能性が高いため注意しましょう。
あんしん通販マートをはじめとした個人輸入代行サイトで取り扱われているファイザー社の正規品バイアグラは、1箱4錠入りの箱タイプです。そのため、個人輸入代行サイトを介してバイアグラをまとめて購入する場合の基本的な上限は28錠が基本と言えます。あんしん通販マートを介してバイアグラを購入する際の費用は以下のとおりです。1箱だけ注文する場合は送料(700円)が別途かかりますが、2箱以上をまとめて注文した場合は送料が無料になります。
バイアグラはamazonや楽天で売ってる?ネットで買えるの?
バイアグラをamazonや楽天で検索するとどんな商品が表示される?
amazonや楽天でバイアグラと検索すると、目的の商品を見つけることができません。検索して表示されるのは、マカやシトルリンが配合されているサプリメントです。男性の精力を回復させる成分として、マカやシトルリンは有名です。そのため精力増進効果のある精力剤やサプリメントが、ED治療薬であるバイアグラの代わりに表示されます。
なぜバイアグラが表示されないのかというと、amazonや楽天での処方薬の販売には厳しい規制が設けられているからです。様々な種類の商品を取り扱うネット通販最大手のamazonや楽天でも、処方薬であるバイアグラは取り扱われていません。ですから代わりに似た効果を期待できる、マカやシトルリンが配合された精力剤や亜鉛を豊富に摂取できるサプリメントが表示されます。
ネット通販のamazonや楽天では、書籍やCDといった一般的な商品から車など想像を超える商品を買えることもあります。買えないものはないと言って良いほど充実した品揃えのamazonや楽天ですが、バイアグラに代表されるED治療薬のような処方薬の取り扱いはありません。
バイアグラは精力剤よりも即効性や効果が高い
amazonや楽天がおすすめする精力剤やサプリメントなら、本物のバイアグラと同じ効果を期待できるのではと思うかもしれません。しかし精力剤・サプリメントとバイアグラには、根本的に大きな違いがあります。
精力剤やサプリメントは“あくまでも健康補助食”であり、配合されているマカやシトルリンなどの成分は血行促進に有用とされていますが、明確な薬理効果について実証されているわけではありません。また健康補助食品は医薬品とは違い、ED改善に効果的な成分を多量に含むことができません。
精力剤・サプリメントの使用を継続すれば体質の変化は期待できますが、即効性があるわけではないため服用開始後すぐに勃起の硬さや持続力が見違えるほど変化するわけではありません。
健康補助食品に対して、バイアグラはメーカーが多くの投資をして実施した大規模な臨床試験・研究の末に開発された医療用の医薬品です。バイアグラの臨床試験では、服用後30分~1時間ほどで明確なED改善効果を発揮することや薬理作用の持続時間などが実証されています。即効性があるバイアグラを服用すれば、短時間で勃起力に見違えるほどの変化が実感できるので、EDの悩みを解消できる可能性は十分にあります。
短期間でEDの症状を改善させるには、精力剤やサプリメントではなく薬理効果が実証された医薬品が現実的な選択肢と言えます。
amazonや楽天でバイアグラを販売する今後の予定は?
バイアグラをネット通販で購入するときに、どうしてもamazonや楽天を使いたいなら気になるのは今後の販売予定です。将来的に販売される予定があるなら、いずれはamazonや楽天で購入したいと考える男性も多いのではないでしょうか。
将来的にamazonや楽天でバイアグラが販売される可能性は絶対にないとは言い切れませんが、現在の状況を考えると可能性は限りなく低いと考えられます。市販薬ですらネット通販での取り扱いに厳しいルールが設けられていますから、医師の処方せんが必要なバイアグラをネットで気軽に購入できるようになるまでには、まだまだ時間がかかると言えるでしょう。
とはいえネットを経由してバイアグラを入手できないというわけではありません。近年ではEDのオンライン診療を行っている病院・クリニックも増加しており、原則的に対面での診察が必要ですが受診を続けることでネットでの処方も可能です。
対面なしでバイアグラを購入する唯一の方法は個人輸入代行サイトだけ
現在、ネットを使ってバイアグラを購入できるの方法一つとして、医薬品の個人輸入代行サイトがあります。個人輸入代行サイトを使えば、世界各国に製造拠点を設けるファイザー社製のバイアグラ正規品を、自宅にいながら入手できます。バイアグラだけではなくAGA治療薬のジェネリック品なども取り扱われています。
個人輸入代行サイトは、日本からバイアグラのような医薬品を個人輸入するための難しい手続きを代行するサービスであり、amazonや楽天と同じような流れで注文できます。サイトでバイアグラと検索し目的の商品を見つけたら、カートに入れて注文ボタンを押し、住所や氏名といった配送に必要な情報を入力し支払い方法を選ぶだけです。
注文手続きを終えるとサイトから注文完了を知らせるメールが届きます。注文後はバイアグラが手元に届くのを待つだけです。注文した医薬品は日本国外から発送されるのでamazonや楽天のようなスピード配送はできませんが、1週間から2週間程度で指定した住所に届きます。代行サイトを利用すれば、海外医薬品の個人輸入はネット通販と大きな違いはありません。通販を頻繁に利用している人なら戸惑わずに利用できますので、対面なしでのバイアグラ購入を希望される場合は、唯一の方法である個人輸入代行サイトを活用しましょう。
使うな危険!ネットに流通する偽物バイアグラの見分け方
バイアグラはボトルタイプより箱タイプの方が偽物と本物を見分けやすい
バイアグラは人気のあるED治療薬であるために、病院処方だけでなくインターネット上でも多く流通しています。その一方で偽物も少なからず流通しています。インターネット上に流通するバイアグラのパッケージは、ボトルタイプと箱タイプの2種類に大別されます。見分け方にはいくつかの方法がありますが、ボトルタイプよりも箱タイプの方が見分けやすいと言われています。
ボトルタイプは、プラスチックのボトルに詰めてあるだけなので簡単に偽物を作ることが可能です。また悪質なものでは使い終わった本物のボトルに詰めている場合もあり、この場合には外観から判断するのが難しくなります。一方で箱売りの場合にはシートにひと粒ずつパッケージされている形で製造するためには専用の機械が必要ですので、偽物を作るにしても相応のコストが必要です。
バイアグラの偽物が流通していることは事実です。このためメーカーとしても偽造防止策を行っています。一つはホログラムシールで、また点字を使うことも偽造防止策です。ただシートパッケージを除けば本物から転用されることもあります。
いずれにしても購入して使用する前にはそれが本物であるか偽物であるかを確かめることが重要で、その場合には実際に本物の写真と見比べることが大事です。また偽物の可能性があるものは使用しないことが身体を守るためには必要なことになります。
シルデナフィル含有量が100mgを超える製品は確実に偽物
バイアグラを購入する際に覚えておきたいことは、実際にファイザーから流通している正規品の種類です。現在バイアグラは「100mg錠」「50mg錠」「25mg錠」の3種類が発売されています。つまり100mg錠までの錠剤しか発売されておらず、それを超える含有量のあるバイアグラは存在せず、間違いなく偽造品と言い切れます。
日本で承認されているバイアグラは50mg錠までです。そのため国内製造されているのは50mg錠と25mg錠しか流通していません。国産品で100mg錠というのは存在しません。基本的に偽造品は本物に似せて作ったものがほとんどですが、完全な偽物も存在しています。
それがバイアグラゴールドと呼ばれるVGR300です。現在ではその存在が知られて流通していませんが、名称にあるように300mg以上のバイアグラの成分であるシルデナフィルが含まれているとされ、また本家のファイザーが発売しているとされるものですが、このようなものは存在しておらず、確実に偽物です。いずれにしてもバイアグラを購入するさいには、100mg錠まで、錠剤の色はブルーで、錠剤には「pfizer」と刻まれています。この条件を逸脱するものは偽物と考えるのが妥当です。
バイアグラゴールド(金色の錠剤)は確実に偽物
バイアグラゴールドは、正規品のバイアグラとはまったく異なるものであり、ある意味本物に似せようともしていない悪質な偽造品です。バイアグラゴールドは金色の錠剤で300mgものシルデナフィルが含まれているとされます。そもそも300mgもの量は世界的にみても認められているものではなく、仮に含まれていたとしても服用すれば重大な副作用を起こすリスクがあります。もっとも、バイアグラゴールドは有名なバイアグラの偽物として知られており、その成分もメディアによって調査されています。調査によるとバイアグラの成分は含まれていませんでした。
この偽物の特徴は日本だけで流通していたことです。流通していたということは、一定の需要があったと考えられますが、情報に対して弱い日本人を狙っていたとも考えられます。特にまったく別物にすることで、そもそも本物に似せたというものではなく新商品とイメージ付けることができるので、購入者もそれに騙されて購入していた可能性があります。いずれにしてもバイアグラは100mg錠までしか存在せず、そもそもそれ以上の服用は身体に悪影響を及ぼすため服用すべきものではないことを理解しておくことが大事です。
バイアグラの偽物を製造する工場は極めて不衛生な劣悪環境
正規品のバイアグラを含めて流通している医薬品は、その国の法律や国際標準化規格に則った衛生環境の整った工場で作られています。これは薬が身体の中に入るものであり、また身体に影響を与える成分が含まれているため、正確な製造の必要があるためです。それに製造段階で使われる成分の計量はもちろん完成品が規定通りに成分が含まれているかの検査も行われます。
一方で偽物は、不衛生かつ劣悪な環境で製造されています。摘発された偽造工場のひとつでは、不衛生なバケツに材料を混ぜて型に流し込み作られています。含まれる成分はさまざまで、本物を混ぜ込んでいるものも存在しますが、まったく成分が含まれていないものもあります。中には人体に悪影響のあるようなものが使われ健康を害する原因にもなります。
基本的にはパッケージと錠剤がある程度、綺麗な状態であれば普通の薬と見た目には変わらないものです。しかし、実際には効果がないだけに留まらず、身体に悪影響を及ぼす場合もあります。そのため偽物と明らかにわかっている場合には、興味があっても決して服用してはいけません。
勃起を助けるバイアグラの効果が発現するタイミングと持続時間
バイアグラの効果でEDが改善される仕組み
バイアグラは、ED治療薬の代表といえる薬です。ただ、バイアグラがEDを改善する仕組みについてはあまり知られていません。では、バイアグラはどうやってEDを改善するのでしょうか。性的な興奮を得ると脳内から信号を発してそれが脊髄を通りペニスの海綿体神経に伝えられるようになります。すると神経から一酸化窒素が放出され、cGMP(環状グアノシン一リン酸)と呼ばれる血管を拡張させる物質が出ることによって海綿体内の血流をアップさせることができます。その結果、男性器が勃起してペニスの硬度を取り戻し性行為を楽しめるというわけです。
一度勃起してしまえば、ある程度の間はその状態を維持してくれます。バイアグラには、cGMPを分解する働きをもつPDE5(ホスホジエステラーゼ5番)と呼ばれる酵素を阻害するシルデナフィルという有効成分が配合されています。そのため、長時間性行為を楽しむことが出来て満足させやすくなります。
バイアグラは勃起の持続力が低下したことに悩んでいる男性にとってはうってつけの治療薬です。勃起をサポートするバイアグラの効果は性的な興奮を得ることで発揮されます。服用したからといって、自分の意志とは無関係に勃起がおこる心配はありません。
バイアグラが効果が発現するタイミングと食事の関係
バイアグラの効き目を引き出すには、服用するタイミングが非常に重要です。このタイミングがずれてしまうと、効き目が十分に働かなくなってしまう可能性があります。バイアグラが効き始めるまでにはある程度の時間を必要とします。効き目が発現するまでの時間は、服用後大体30分くらいです。バイアグラの効果が発現した状態で性行為に望むのであれば、性行為を開始する1時間ほど前に服用を済ませておくと効果的です。
バイアグラは食事の影響を強く受けてしまいますので、服用する理想的なタイミングは空腹時です。食事してから服用する場合は、少なくとも2時間ほど間隔を空けましょう。満腹のときに飲むと、薬の成分と胃の中の食べ物の成分が混ざってしまい消化吸収がうまくいかなくなり、効果の発現が遅れる場合があります。
バイアグラの勃起への効き具合は、体調や食事の種類によって異なるという点も覚えておきましょう。極度の緊張状態である場合や、アルコールの飲み過ぎで泥酔状態になった場合などにおいては、効き目が十分に発揮されない可能性があります。
この薬は水にやや溶けやすいという性質を持っています。水に浸しておくと1分半程度で外側のコーティングが剥がれはじめ、遅くても3分後には中の成分に水が浸透し成分が完全に溶け出します。
体内吸収率は錠剤のときと比べてほとんど変わりありません。血中濃度の推移に関しても錠剤と同様となっていますので、水に溶かしたほうが早く効くのではないかという考えは間違いです。
バイアグラの効果時間と成分血中濃度の推移
バイアグラの効果は配合されている有効成分シルデナフィルの血中濃度の推移に合わせて持続します。成分の血中濃度がピークの時は効き目が最大となり、濃度が下がれば効き目を弱くなります。バイアグラは服用後30~90分程度で有効成分の血中濃度が最大になります。そして、成分の半減期は2時間30分から4時間10分が目安とされています。ED改善効果が実感できるのは半減期までと考えられます。
バイアグラは即効性が高い反面、効き目の半減期が比較的に早く訪れます。摂取した薬剤の有効成分が体全体に吸収する割合を、生物学的利用率と呼びます。この割合が他のED治療薬と比較して最も優れているのがバイアグラです。
仮に効き目が弱まってきたと感じても追加で服用してはいけません。1日2回以上バイアグラを服用すると過剰摂取となり健康上のリスクを招きます。性行為をより充実させるためには、バイアグラの半減期や持続時間を見越したうえで正しく活用することが大切です。
日本国内の臨床試験ではバイアグラ50㎎錠で十分な効果が認められている
バイアグラの臨床試験においては、成分量が多い錠剤ほど高いED改善率が認められていることが分かっています。日本以外の国も含めると25mg・50mg・100mgの3種類が販売されています。国際的に最も高い効き目が高いとされているのは、最も成分量が多いバイアグラ100mgです。
ただし、100mgのバイアグラは日本国内で承認されていません。日本で認可されている錠剤は25mgと50mgの2種類だけです。日本人の勃起不全患者に対するバイアグラ50mg錠と100㎎錠の有効率は、同等であることが確認されています。つまり日本人がバイアグラを使用する場合、50mg錠で十分な効果が見込めます。
バイアグラ100mg錠の入手ルートとしては、医薬品の個人輸入代行サイトが一般的です。ただ、医師の処方と違い個人輸入にはリスクも伴います。偽物も流通しているため、初心者はあまり利用しないほうが無難です。慣れてきた段階で、信頼できる業者から入手するようにしましょう。
バイアグラに関しては他にも注意点があります。それは成分量が多い錠剤には、ほてりや鼻づまりといった副作用による軽度なリスクも伴うということです。軽度な副作用は比較的に発現しやすいため、体調次第では25mgの使用を考慮する必要があります。50mgに比べて25mgの効き目はそこまで強くは期待できませんが、その分だけ安全性は高くなります。
バイアグラを効果的に活用するには、その日の体調を考慮したうえで用量を選択することがポイントとなります。もしも服用した後に異常に気付いたら、医師による診察を受けるようにしましょう。
バイアグラが効かない主な原因として考えられるケース
バイアグラの飲み方が間違っているケース
バイアグラが効かないという人は間違った方法で使用しているケースが多いので、正しく服用できているか振り返ってみてください。バイアグラは飲むタイミングが重要な薬であり、空腹時でなければ効きづらくなってしまいます。お腹に食べ物があると成分の吸収が阻害されてしまいます。特に油っこい食べ物との相性が悪く、胃や腸に油膜が張った状態になっていると有効成分がこの油膜によってブロックをされてしまうことになるので、バイアグラを飲む時には油っこい食べ物は避けなければなりません。
お酒の飲み過ぎにも注意しなければならず、バイアグラに限らず多くの薬がそうであるようにアルコールは薬効を阻害してしまうことがあるので注意する必要があります。ただし、バイアグラの場合には少量であればリラックスすることができ、効果が高まることもあるので少量にとどめておくことができるのであれば飲んでも問題はありません。少量であれば飲んでも問題は無いものの、飲みすぎてしまった場合は、バイアグラの薬効が発揮されるキッカケとなる性的刺激が陰茎に伝わりづらくなります。バイアグラの使用に慣れないうちは、服用前後の飲酒は避けておいた方が無難だと言えるでしょう。
暴飲暴食後にバイアグラを服用すると、効かないだけならばまだしも、頭痛などの副作用が発現しやすくなり、体に大きな負担をかける可能性が極めて高くなることを覚えておきましょう。
血管の拡張ができていないケース
勃起は陰茎の血管が広がり血流が増すことで成立します。男性は性的刺激を受けると脳の中枢神経が興奮して陰茎の血管を拡張させ勃起が起こります。バイアグラは血管の拡張をサポートすることでEDを改善させる薬です。服用方法に問題が無くバイアグラが効かない場合はなんらかの理由で血管が拡張していないと考えられます。
可能性として動脈硬化や陰茎に興奮を伝える神経の損傷があります。加齢などで動脈が硬化すると血管が広がらず血流を増やすことができません。なのでバイアグラを飲んでも勃起することが難しく、仮に勃起しても短時間で萎えてしまいます。次に神経の損傷です。脳内で生じた性的興奮は神経を通って陰茎に伝わります。この間になんらかの障害があると陰茎の血管を拡げる命令が伝わらず勃起できません。
これらのケースは服用方法の間違いと比べるとかなり少ない割合で確認されます。バイアグラを飲んでも勃起できないという方はまずは自分の飲み方が正しいのか、成分の吸収が阻害されるような原因はないか確認して、それでも効果がなければ病院で医師に相談して下さい。
バイアグラと同じ薬効が期待できるジェネリックについて
バイアグラの国産(日本製)ジェネリック
バイアグラが広く一般に認知されるようになり、勃起不全治療薬として利用される機会が多くなりました。価格は割と高いので、気軽に利用することができるように最近では国内の製薬会社がバイアグラのジェネリック品として、厚労省から承認を得たシルデナフィルを有効成分として含んでいる国産のジェネリック医薬品を販売し始めました。日本製のバイアグラジェネリックが入手できる正規のルートは、日本国内だと病院やクリニックの処方のみです。これが唯一の正規ルートですから、他の入手方法はいずれも非正規ルートということになります。医師の処方や指示以外で入手するものは、例外なく非正規のルートと考えることができます。
バイアグラの有効成分はシルデナフィルと呼ばれる物質ですが、この成分は既に特許が切れており、どんな製薬メーカーでもシルデナフィルを含む薬を製造販売することが可能です。バイアグラの特許期間が切れたあとは、国内の製薬会社各社でバイアグラのジェネリック品が出回り始め、水なしで飲めるOD錠などが販売されるようになりました。ジェネリック品の価格は従来のバイアグラと比べて購入しやすい価格で販売されており、気軽に利用することができます。
現在国内の製薬メーカーでは数種類のバイアグラジェネリックが流通しており、飲みやすいようレモン風味やコーヒー風味のものなどがあります。東和薬品株式会社が扱っているシルデナフィルなどもジェネリック品としては普及しており、水なしでも飲むことができるものもあります。
キッセイ薬品工業や陽進堂なども販売しており、形状に工夫がされており、体格に応じて分割して飲むことができる割線が入っているものなどもあります。日本製の国内正規品は厚生労働省から製造販売承認を得ているので、安心して服用することができます。
ジェネリックだと50mgでも1000円未満ですから、価格重視でも十分にお得に選べることが分かります。もちろん、保険が効かない以上、バイアグラやジェネリックの価格は病院やクリニックによって変わってきますし、その時の相場の影響でも変化するものです。常に安定しているわけではありませんが、大まかな金額の傾向は定まっているので、大体このあたりの金額で処方してもらえます。
保険適応外の処方なので、継続的に治療していくとなると、1錠あたりの金額が次第に影響してきます。頻繁に摂取するものではないにしても、人によっては長く忍耐強い治療が求められますから、安く済むならそちらの方が理想的です。
ジェネリックは成分や純度が心配、そういった声も少なからずありますが、日本で作られている商品なら比較的信頼できます。成分の内容や期待できる効果はオリジナルと同等ですから、心理的な抵抗感さえ解決できれば、自信を持って治療に取り組むことができるでしょう。
水なしで服用できるODフィルムについて
ED治療薬として世界的に有名なバイアグラには、錠剤タイプだけでなくODフィルムタイプも製造されています。このタイプは文字通り、フィルム状になっているのが特徴です。錠剤のバイアグラの違いは服用の仕方です。錠剤は水で服用する必要がありますが、ODフィルムの場合は水無しで服用できるのが魅力となっています。
口の中に入れて唾液で溶かして服用します。使い方も簡単で薄い形状から携帯しやすいというメリットがあるODフィルムを選ぶ人も少なくありません。とても薄いので財布や手帳、名刺入れなどにこっそりと収納して携帯することが可能です。 ただ、錠剤タイプとは形状が大きく異なるため、効果に違いがあるのではと気になる人もいるでしょう。錠剤タイプ・フィルムタイプ共に、配合されている主成分はシルデナフィルです。配合量も25mgと50mgで違いはありません。空腹時の服用がベストという点や、服用してから効果を実感できるまでの時間も同じです。錠剤やフィルムかという違いしか無いので、しっかりとした効果を得られます。作用が同じということは当然、起こりうる副作用も錠剤タイプとODフィルムは同じです。
いざというときのために携帯性の良い、ODフィルムのバイアグラを持ち歩いてみてはいかがでしょう。
インドで製造されているバイアグラのジェネリック
バイアグラジェネリックは日本国内だけでなく世界中で製造されており、特にインド製のものが世界的に広く用いられています。インド製のバイアグラジェネリックは日本国内では未承認薬にあたりますが、インド国内では正規のED治療薬として流通しているものです。
インド製のバイアグラジェネリックの種類は数多くありますが、カマグラゴールド、スハグラ、ゼネグラといった製品が代表的なものとして挙げられます。シルデナフィルは特許が切れているために別の製薬メーカーが同じ成分を含む薬を製造販売することは自由ですが、バイアグラというのは商品名であるために、他のメーカーが勝手にその名前をつけて販売することはできないからです。インド製のバイアグラジェネリックの名前は、「グラ」という用語を使われているものが多く、バイアグラと区別できるようにしています。。
いずれのジェネリック製品も有効成分は同じものですから、日本製のジェネリックと同様にバイアグラと同等の薬効が期待できます。ただし、インド製に限らず海外製のものは、日本では承認されていない用量であるシルデナフィルを100mg配合した製品が多いため服用量には注意しましょう。
バイアグラのジェネリックの入手方法
バイアグラジェネリックの入手方法は、製品ごとの製造国によって異なります。日本で製造されているバイアグラジェネリックは、病院や専門のクリニックに行ってEDの診察をしてもらい、その診断結果に応じた適量を処方してもらうことができます。インド製など日本以外で製造されているバイアグラジェネリックを入手する代表的な方法は、海外医薬品の個人輸入代行サイトです。
バイアグラの個人輸入代行サイトでは、インドの製薬メーカーが製造しているカマグラゴールドなどのジェネリックも取り扱われています。カマグラゴールドは数あるバイアグラジェネリックの中でも特に知名度が高い製品で、コストパフォーマンスに優れています。インド国内では正規のED治療薬として流通しており、既に数多くの愛用者が効果を認めている実績があります。
安心性に優れているのは、病院やクリニックに行って適切な診察を受けた後の日本製のジェネリックを処方してもらうことですが、中には病院やクリニックに行くのが恥ずかしいという人もいます。日本製のバイアグラジェネリックは、病院やクリニックに行かなければ入手できません。そういった方々に利用されているのが、インターネットを活用したインド製バイアグラジェネリックの個人輸入です。海外医薬品の個人輸入代行サイトを活用することで、誰にも知られることなくバイアグラジェネリックを入手できます。どうしても病院やクリニックに行きたくない男性にとっては有効な方法と言えます。
バイアグラは元々アメリカで販売が開始された薬であり、日本を含む世界130ヵ国以上で販売されています。そのため海外医薬品の個人輸入代行サイトでは、先発医薬品であるバイアグラの個人輸入に必要な手続きの代行も請け負っています。
もともとバイアグラは狭心症を治療するために開発された薬
バイアグラが日本で承認されたのは1990年代ごろです。有効成分として配合されているシルデナフィルはもともとはEDの治療ではなく狭心症の薬として開発されていた経緯があります。狭心症は心臓に関係する疾患です。狭心症患者は血の巡りが悪く心臓に十分な酸素を送ることができません。そこで血管を太くして通る血液量を増やす薬の開発が進められました。
狭心症の薬を開発する段階で被験者の中に強く勃起するようになったという報告が多くされ、ED治療薬としての可能性が発見されてバイアグラが開発されました。日本に先駆けてアメリカでバイアグラが発売された当時からEDに悩む男性は多く、個人輸入を通して多くのED患者がバイアグラを求めました。
バイアグラの正しい飲み方と半錠で服用する経済的な使い方
バイアグラを服用する理想のタイミングは性行為の1時間前
EDに悩む男性は多いですが、今は良い治療薬が登場したこともあり、多くの人がその悩みを解消できる時代となっています。ED治療薬にも色々な種類がありますが、特に有名なED治療薬は最初に開発されたバイアグラです。この薬はクエン酸シルデナフィルを主成分としており、血流を改善し、勃起を維持しやすくしてくれる薬です。強い勃起が得られることもあり、新しい薬が登場した今もバイアグラを選ぶ人は多くなっています。
薬の持続時間や効き始めるタイミングも確認して、最適な時間に飲むようにしたいですが、性行為の直前ではまだ薬の効果が十分に得られない可能性があります。しっかりとした効き目を引き出すためには、性行為の1時間前に飲むことが理想的です。
優れた効果が期待できる薬ですが、食事の影響を受けやすい傾向にありますので、空腹時に飲むことがおすすめです。良い薬であっても、タイミングを間違ってしまうとせっかくの効果が半減したり、効果が出るまでに時間がかかってしまうことがあります。
バイアグラは服用してから30分から60分程度で腸に吸収されますので、食事を摂る場合もその後にしておくと安心です。そして、効果の持続時間は4~5時間程度ですので、そのことも考えて服用しましょう。
バイアグラは1回あたり何mgまで服用できる?1日の服用回数は何回まで?
バイアグラは安全性の高い薬ですが、安心して服用するためには、正しい服用を守ることが大事です。使用前には飲み方や用量もしっかりと確認しておきたいところです。
バイアグラは1日あたり有効成分として50mgまで服用できます。日本国内では50mg錠まで処方されています。25mg錠も処方されているので、初めての方は少ない量から服用して自分に合う量を見つけていきましょう。外国製のバイアグラは100mgのものもありますが、こちらは身体の大きな外国人男性に向けての処方です。より体の小さな日本人男性がそのまま飲んでしまうと成分が多すぎて副作用のリスクも高まってしまいますので注意が必要です。
もしも100mgで購入した場合は分割することで量を調整することもできます。副作用の出方には個人差もありますが、血行を改善する薬ということもあり、顔のほてりや動悸、軽い頭痛、目の充血などが起こりやすいとされています。
1日に何回飲めるのかも気になるところですが、バイアグラの服用は1日1回までとなっており、次の服用までには24時間開けておく必要があります。勝手な判断で1日に何度も飲むことは身体に悪い影響が出る可能性もありますので、服用間隔や回数も正しく守りましょう。
バイアグラ100mg錠をピルカッターで半分に割って服用すると経済的
国内の医療機関で処方されるバイアグラは最初から25mgや50mgとなっていますので、分割などの手間はありませんが、海外製品のバイアグラの場合は1錠が100mgになっていることが多いので、服用前には何mgであるか、もう一度確認しておくことが大切です。
100mgのものであれば、そのまま飲むことは避けて、ピルカッターで半分にカットすると安心です。バイアグラの価格は決して安くはありませんが、半分にすれば2回飲むことができますのでより経済的です。
そして25mgでも十分効果が得られるという人なら1錠で4回も飲むことができますので、ED治療をより安く行えます。海外製品は国内で処方されている薬に比べて安く購入できるのがメリットです。100mg錠で購入するのであれば、ピルカッターも一緒に購入しておくと分割の際に便利です。
バイアグラはハサミなどでもカットできますが、手を切ってしまう恐れもありますし、きれいにカットできないとせっかくの薬が無駄になってしまいます。ピルカッターなら安全にきれいに分割でき、長く使うことができますので用意しておくことと便利です。
バイアグラを割った後の劣化を防ぐ正しい保存方法
バイアグラは分割することで経済的に使えるようになります。また、個人の体質に合わせた調整が行いやすいのもメリットです。とはいえ、分割した薬の管理が悪いと成分が劣化してしまい、せっかくの効果が十分に得られない可能性もあります。
それゆえ、分割後の薬の保管や管理は丁寧に行っておきましょう。バイアグラは菱形でブルーのコーティングが行われているのが特徴的ですが、このブルーのコーティングは薬を守るのに役立っています。分割前は全体が守られていますが、分割した場合は切断面がむき出しとなり、劣化が進みやすいので注意が必要です。特に高温多湿の場所での保管は避けましょう。
割った錠剤はラップに包んで専用のケースに入れて保管しておくと良いでしょう。そして分割してからあまりに長く置いていると薬が劣化してしまう可能性がありますので、分割後は早めに使うことも大切です。コーティングのない薬を劣化から守るためにはできるだけ空気に触れさせないことが大事です。
使用期限は分割した場合で、湿気の少ない時期なら2週間、夏場など湿気の多い時期なら1週間程度が目安とされていますので、分割したバイアグラはこの期間内に使いきってください。
バイアグラを毎日服用しても大丈夫?
バイアグラの飲み方や注意事項さえ守れば毎日服用してもOK
男性が、性行為を行うとき年齢とともに勃起が衰えていきます。このような場合には、薬に頼る方も一つの方法です。勃起不全の場合にはバイアグラを服用する方法があります。
バイアグラを服用できるのは、持病などがない健康な人です。他の薬などを服用している場合には注意が必要なことがあります。何らかの副作用が出る可能性がありますので用法をしっかり守らなければなりません。正しい飲み方をすることにより問題なく飲み続けることができます。
バイアグラは毎日飲んだとしても問題ありません。ただし、バイアグラの添付文書には24時間以上の服用間隔をとることと記載されていますので、夜にバイアグラを服用し次の午前中にまた服用するなどしてはいけません。
バイアグラの副作用と発現率を高める併用注意薬・併用禁忌薬
バイアグラの臨床試験での「発生頻度が0.1%」を超えている主な副作用
バイアグラの副作用の発生頻度は承認時の国内臨床試験や外国で実施された第Ⅱ相試験及び第Ⅲ相試験、使用成績調査の結果に基づいて記録されています。その内発生頻度が0.1%以上認められる主な副作用は以下の通りです。
- 【循環器系】
- 血管拡張(ほてり、潮紅)・動悸・胸痛・頻脈
- 【精神神経系】
- 頭痛・傾眠・めまい・昏迷
- 【肝臓】
- AST(GOT)の増加。
- 【消化器系】
- 口渇・消化不良・悪心・胃腸障害・腹痛
- 【筋・骨格系】
- 筋肉痛・関節痛。
- 【感覚器】
- 彩視症・眼充血・視覚障害・結膜炎
日本国内の臨床試験157例のうち65例に副作用や臨床検査値異常が認められ、主な症状は血管の拡張によるほてりや潮紅が17例で10.83%、頭痛が17例で10.83%、CK(CPK)増加が9例で5.73%となっています。
日本以外の国で実施された試験823例のうち261例では、主な副作用としてほてり・潮紅が125例で15.19%、頭痛が109例で13.24%、消化不良が28例で3.40%という割合で認められています。
バイアグラが市販された後の使用成績調査では、3152例のうち166例に副作用や臨床検査値異常が認められ、主な症状は、ほてり・潮紅が97例で3.08%、頭痛が34例で1.08%、動悸が13例で0.41%となっています。
バイアグラの副作用は発症してから何時間くらいで治まるのか
副作用は薬の効果が使用目的とは違う形であらわれたものです。バイアグラの場合、個人差はあるものの服用してから大体30分から40分くらいで効果が出始めるので、副作用の出現も同じくらいになります。
ほとんどは軽度の症状なので過度に心配する必要はありません。顔のほてりや目の充血などの軽い副作用は血流を促進する効果が現れ始めたサインと判断できます。
顔のほてりや目の充血はバイアグラの血管拡張作用によるものなのでどうしても現れてしまう症状です。また、血管拡張に伴って若干の血圧低下がみられる可能性もありますが、血圧が正常な方が服用した場合は過度に気にする必要はありません。
その他の副作用としては「頭痛」や「動悸」、「鼻づまり」、「光に対して過敏になり色が変化して見えたりする」といった症状が現れることがあります。先に説明した顔のほてりや目の充血を含めたこれらの副作用は、大体5時間前後で軽快するようであればあまり心配する必要はありません。
もしも頭痛が酷いようであれば、市販の頭痛薬を服用することで対処できます。市販されている頭痛薬はバイアグラと併用しても問題ないとされています。ここで説明した症例やその他に気になる症状が出た場合は、必ず医師または薬剤師への相談を行ないましょう。
臨床試験で「発生頻度が不明」とされている極稀におこるバイアグラの重い副作用
バイアグラの副作用には国内臨床試験や外国で実施された第Ⅱ相試験及び第Ⅲ相試験、使用成績調査では認められていない、発生頻度が不明な副作用があります。
発生頻度が不明な理由は試験によって確認された副作用ではなく、市販後に症状が発生したと思われる対象者からの自発的な報告などによるデータとなるためです。具体的な数値では示されてはいませんが、ごく稀に認められる副作用として扱われています。
報告された副作用は以下の通りで、いずれも症状が重いものとなっています。
- 【循環器系】
- 低血圧・失神・心筋梗塞
- 【泌尿・生殖器】
- 尿路感染・勃起の延長・勃起持続症・前立腺疾患
- 【呼吸器系】
- 気道感染症・鼻出血・副鼻腔炎
- 【感覚器】
- 視力低下・網膜静脈閉塞・霧視・網膜出血・突発性難聴
- 【その他】
- 感染症・過敏性反応
臨床試験などから得られたデータでは無いので実際に発症するかどうかは不明ですが、もしもバイアグラの服用後に上記のような副作用が認められた場合は、服用の量を減らすか服用を止めるなどの適切な処置が必要です。
これらの症状が現れた際には、先に述べた主な副作用と同じく、医師や薬剤師に必ず相談しましょう。
飲み合わせると副作用を招きやすくなるバイアグラの併用注意薬と併用禁忌薬
バイアグラには飲み合わせると副作用を引き起こし易くなる「併用注意薬」と呼ばれる薬があります。併用注意薬は相互作用により薬の効果が若干弱くなる、または強くなる可能性がある薬のことです。バイアグラの併用注意薬は以下とおりです。
併用注意薬とバイアグラを飲み合わせると、副作用が発症する確率や、発症した場合の症状の程度が増加する可能性があります。やむを得ない場合以外は併用は避けるべきとされています。
- チトクロームP450 3A4 阻害薬
- チトクロームP450 3A4 誘導薬
- 降圧剤、α遮断剤、カルペリチド
上記の併用注意薬の他に「併用禁忌薬」と呼ばれる薬があります。併用禁忌薬は飲み合わせること自体が禁止されてます。併用することで副作用が強く出るまたは重篤な症状があらわれる危険性があります。併用禁忌薬は以下のような薬となります。
- 塩酸アミオダロン製剤(アミオダロン塩酸塩錠100mg、アミオダロン塩酸塩錠100mgなど)
- 硝酸剤(飲み薬・舌下錠・貼り薬・吸入薬・注射・塗り薬・スプレー)
- 慢性血栓塞栓性肺高血圧症の治療薬(アデムパス錠など)
併用禁忌薬をバイアグラと併用してしまうと過度に血圧を引き下げる可能性が高いため、禁忌薬を服用している人はバイアグラの使用が禁じられています。
バイアグラは血管を拡張させる効果がある薬とは飲み合わせが悪い
バイアグラは血管の拡張を促すことで勃起不全を改善する薬です。効果が重複する薬と併用すると効き目が強くなりすぎて副作用を招いてしまいます。高血圧症を改善する降圧薬には血管を拡げる作用を持つものが多いので注意しましょう。
バイアグラとグレープフルーツの相性は悪い!柑橘類は全てダメ?
グレープフルーツにはバイアグラの分解を邪魔する成分が含まれている
バイアグラとグレープフルーツは相性が悪いことが知られています。その理由には、グレープフルーツに含まれているフラノクマリン酸が関係しています。バイアグラは薬物代謝酵素であるCYP3A4によって代謝されますが、フラノクマリン酸はそれを阻害してしまう作用があります。代謝速度が落ち体内への吸収を必要以上に高めてしまうことで、バイアグラの作用をより強めてしまって必要以上の結果をもたらしかねないため、バイアグラとグレープフルーツを同時に摂取することは避けるべきです。
フラノクマリン酸によるバイアグラの代謝阻害は、副作用としては頭痛や背中の痛み、消化不良をもたらし、体調を悪くする結果になるので注意が必要です。グレープフルーツは他の薬にも影響を与え、血圧の薬などを服用する際にも絶対に避けないといけない食べ物とされています。
バイアグラを使用する際にはグレープフルーツを含む食べ物や飲み物は口にしないでください。水またはぬるま湯で服用して副作用が出ないようにしましょう。
フラノクマリン酸の影響でバイアグラが過剰に作用する恐れあり
血中に含まれる有効成分の割合が一定の値を超えることで薬の効果が発揮されます。通常、胃の中で溶け出した薬の成分は少しずつ血中に取り込まれ、同時に血中の有効成分は分解・代謝されます。フラノクマリン酸によりバイアグラの成分の分解が止まり吸収のみが行われると血中濃度が上がりすぎてしまい、効果が過剰になったり副作用が起こりやすくなったりします。バイアグラは血管の拡張をもたらすので頭痛がおこりやすくなります。
グレープフルーツと飲み合わせることで発症しやすい副作用について知っておくことも重要です。比較的発症の可能性が高く危険性の少ない症状は血管が広がり血流が増すことによる顔のほてりです。ほてりに関してはあまり心配する必要はないでしょう。副作用として動悸や頻脈などがあると、性行為の際に人体に影響を与える可能性があります。
このように、バイアグラとグレープフルーツジュースの飲み合わせにはさまざまな副作用が出ることが考えられ、何かしらの健康被害があったとしてもおかしくありません。グレープフルーツの他にもフラノクマリン酸が含まれている食べ物があるのでバイアグラと一緒に口にすることがないように注意してください。
グレープフルーツ以外のフラノクマリン酸を含む食べ物にも注意
グレープフルーツを除いたフラノクマリン酸の摂取ルートとしては夏みかんやライムなど一部の柑橘類などが考えられます。柑橘類以外ではパセリ・セロリ・ミツバ・イチジク・ざくろなどにフラノクマリン酸が含まれており、バイアグラの効果を増強すると考えられます。
フラノクマリン酸は柑橘系に多く含まれていることがあります。例えば、フラノクマリン酸を含む柑橘系のお酒などを飲んだ後にバイアグラを服用したとするとグレープフルーツと同様に副作用の発生リスクをあげてしまいます。グレープフルーツ味のお酒、チューハイはよく売られていますが、その飲み物がきっかけで作用を過剰に強めてしまう可能性があることを覚えておきましょう。そもそも、バイアグラはお酒と一緒に服用することはよくないとされており、いずれにしても避けなければならない組み合わせです。
とはいえ、どうしてもアルコールが避けられない場面もあると思います。そのような状況では柑橘系のお酒ではなくてアルコール度数も少ないものを飲むようにしましょう。一番は飲酒を控えることですがパートナーとの雰囲気も大切にしなければいけません。
バイアグラとの食べ合わせ・飲み合わせOKなフラクノマリン酸を含まない柑橘類の種類
これまでの説明で、柑橘類はフラノクマリン酸を含むのでバイアグラの服用中は避けなければならないというイメージができてしまったかもしれませんが、中にはフラノクマリン酸を含まない柑橘類も存在します。例えば、温州みかんやデコポンなどはフラノクマリン酸を含みません。実際にフラノクマリン酸が存在するのは果肉と皮の部分とされていますが、そのどちらからも出てこないのが温州みかんです。同じみかんでも甘夏みかんには含まれているので、できるだけ温州みかんを選ぶというのも1つの手です。
果肉と皮にフラノクマリン酸が検出されなかったのは温州みかんとデコポンのみですが、全く含まないわけではないものの、フラノクマリン酸の含量が少なく相互作用の心配がほとんどないものとしてゆずやレモンなどがあります。ゆずにはほんのわずかだけフラノクマリン酸が含まれており、レモンも果汁だけならば問題ないとされています。
グレープフルーツは皮の部分に大量のフラノクマリン酸を含み、果肉にも皮ほどではないにしろ含んでいます。果実をそのまま食すのは控えた方が良くても、レモンのように果汁の形で売られているタイプの製品を料理に利用する程度なら問題はありません。
心臓・肝臓・腎臓・血圧の持病がある方はバイアグラを使用する前に必ず医師に相談
日本国内でバイアグラは処方せん医薬品として扱われています。患者がバイアグラを安全に使用することができるのか医師の目で判断するためです。心臓病や肝障害などを抱えている方がバイアグラを服用するとそれらの症状が悪化してしまう恐れがあります。腎障害や高血圧などの場合でも負担がかかってしまうので、使用前に医師に相談することが大切です。
内臓疾患には血管がかかわっていることが多くあります。血液は体中の血管を巡って内臓に栄養をを届けますが、血管に異常があり血流が滞ると十分な栄養を運べなくなるからです。血中の糖質を内臓に取り込む働きはインスリンというホルモンが担っています。インスリンが減ったり働きが不十分だと糖尿病を招き血管にダメージを与えます。ダメージが蓄積された血管は硬くなったり細くなったりするため勃起不全の原因となります。
このように内臓疾患には血管が深くかかわっており、血管拡張作用のあるバイアグラを使うことで問題を引き起こす可能性があるものが少なからずあるために、バイアグラの処方には医師の診断が必要となります。
女性がバイアグラを飲んでも効果なし?女性用の薬はあるの?
バイアグラを女性が飲んでも性的興奮を高める効果は得られない
バイアグラは男性のED治療には高い効果を発揮しますが、性的興奮を高めような効き目はありません。性的な悩みを持つのは男性だけではありません。女性の中にも性行為で気分よくなれない、むしろ苦痛だと感じてしまうなど性的な悩みを持つ方はいらっしゃいます。しかしながら、それら女性の悩みをバイアグラで解消することはできません。
バイアグラを飲んで勃起がたくましくなるのは陰茎周辺の血管が拡がって血液の量が増すからです。性感や性的興奮を高める媚薬のような効果があるというのは誤解です。女性が服用しても効果に違いはありません。
バイアグラに配合されている有効成分のクエン酸シルデナフィルは血管の収縮を阻害することで血管が拡がっている状態、つまり勃起状態を維持します。強制的に血管を拡げることはないので性的興奮から陰茎に血液が集まることで勃起することに変わりありません。
バイアグラを女性が飲むと男性と同じように血流促進効果は期待できる
バイアグラは女性が飲んでも効果を得られないということになりますが、海外では主成分をクエン酸シルデナフィルとした女性用バイアグラと称した薬も販売されており、性的な悩みを抱える方の悩み解消に役立てられています。女性用バイアグラは女性器の血行を促進することで膣内に潤いを与えて性行為で感じる快感を間接的に増やす効果が期待できるとしています。
女性が性的に満足できない原因としては、性器周辺の血行が悪くなっていることの他に性行為による痛み(性交痛)があげられます。性交痛が強い人は膣の潤いが不足している可能性があります。クエン酸シルデナフィルの血管拡張作用によって膣内部の血流が増加することで、分泌液の量の増加に伴う性交痛の軽減が期待できます。
女性用のバイアグラ「アディ」について
クエン酸シルデナフィルを含んでいないにも関わらず女性用バイアグラと呼ばれる薬があります。性的欲求低下障害治療薬のアディです。性的欲求低下障害になると性行為に対する興味や欲求がなくなり苦痛を感じるだけではなく、パートナーとの仲にも悪い影響が出てしまう可能性があります。性行為は子供を持つ目的だけではなく、男女の仲を良好に保つためにも大切なものです。パートナーとの仲をより深めるためにも、こうした悩みを解消したいと考える女性は少なくありません。
アディはバイアグラのように性器周辺の血管に作用するものではなく、神経伝達物質であるドーパミンやノルアドレナリンを多く出すよう、脳に働きかけるタイプの薬です。性行為の度に服用するバイアグラと違って日常的に服用する必要があります。有効成分はドイツの製薬会社が開発したフリバンセリンです。もともとは抗うつ剤として開発されていた経緯があります。
アディと同じ成分を含むインド製のジェネリック「フリバン」
近年では多くのジェネリック医薬品が登場し、より安く治療を行えるようになりました。特に海外製ジェネリックはさらに安く買えることから購入方法として選択する方が多くなっています。アディにも同じ有効成分を含有したジェネリックがありますので、費用が気になる方はジェネリックの購入を検討してみてください。
アディのジェネリックは有効成分フリバンセリンにちなんだフリバンが存在します。フリバンの服用方法はアディと同じで毎日飲み続けることで効果を発揮します。フリバンにはアディと同様に100mgのフリバンセリンが配合されています。
アディとフリバンはどちらも飲むタイミングとしては就寝前が良く、一日一錠の服用を継続します。フリバンセリンは日本での承認がないため海外で定められている用法用量を基準に服用しますが、海外の最大用量が100mgとなっているバイアグラが日本では最大50mgとなっていることからアディやフリバンも錠剤を半分にして50mgとして飲み始めても良いでしょう。