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バイアグラの副作用と発現率を高める併用注意薬・併用禁忌薬

バイアグラの臨床試験での「発生頻度が0.1%」を超えている主な副作用

バイアグラの副作用の発生頻度は承認時の国内臨床試験や外国で実施された第Ⅱ相試験及び第Ⅲ相試験、使用成績調査の結果に基づいて記録されています。その内発生頻度が0.1%以上認められる主な副作用は以下の通りです。

【循環器系】
血管拡張(ほてり、潮紅)・動悸・胸痛・頻脈。
【精神神経系】
頭痛・傾眠・めまい・昏迷が認められています。
【肝臓】
AST(GOT)の増加。
【消化器系】
口渇・消化不良・悪心・胃腸障害・腹痛が認められています。
【筋・骨格系】
筋肉痛・関節痛。
【感覚器】
彩視症・眼充血・視覚障害・結膜炎が認められています。

国内臨床試験157例のうち65例に副作用や臨床検査値異常が認められ、主な症状は血管拡張(ほてり、潮紅)が17例で10.83%、頭痛が17例で10.83%、CK(CPK)増加が9例で5.73%となっています。外国で実施された試験823例のうち261例に副作用や臨床検査値異常が認められ、主な症状は血管拡張(ほてり、潮紅)が125例で15.19%、頭痛が109例で13.24%、消化不良が28例で3.40%という割合です。バイアグラが市販された後の使用成績調査3152例のうち166例に副作用や臨床検査値異常が認められ、主な症状は、血管拡張(ほてり、潮紅)が97例で3.08%、頭痛が34例で1.08%、動悸が13例で0.41%となっています。

バイアグラの副作用は発症してから何時間くらいで治まるのか

バイアグラの効果は多少の個人差はありますが、一般的には服用してから大体30分から40分後くらいに効果が出始めます。効果が出始めてから発症する副作用としては「顔のほてり」や「目の充血」などがあります。しかし、これらの症状は薬を服用した殆どの人に見られる副作用なので心配する必要はあまり無く、むしろ効果が現れ始めたサインと判断した方が良いでしょう。顔のほてりや目の充血はバイアグラの血管拡張作用によるものなのでどうしても現れてしまう症状です。また、血管拡張により血圧が2、3ほど低下しますが、こちらも気にする必要はありません。

その他の副作用としては「頭痛」や「動悸」、「鼻づまり」、「光に対して過敏になり色が変化して見えたりする」といった症状が現れることがあります。先に説明した顔のほてりや目の充血を含めたこれらの副作用は、大体5時間前後で軽快するようであればあまり心配する必要はありません。もしも頭痛が酷いようであれば、市販薬の頭痛薬を使用して下さい。市販されている薬はバイアグラと併用されても問題ありませんので大丈夫です。ここで説明した症例やその他に気になる症状が出た場合は必ず病院へ相談して下さい。

臨床試験で「発生頻度が不明」とされている極稀におこるバイアグラの重い副作用

バイアグラの副作用には国内臨床試験や外国で実施された第Ⅱ相試験及び第Ⅲ相試験、使用成績調査では認められていない、発生頻度が不明な副作用があります。発生頻度が不明な理由は試験によって確認された副作用ではなく、市販後に症状が発生したと思われる対象者からの自発的な報告などによるデータとなるためです。具体的な数値では示されてはいませんが、ごく稀に認められる副作用として扱われています。報告された副作用は以下の通りで、いずれも症状が重いものとなっています。

【循環器系】
低血圧・失神・心筋梗塞が報告されています。
【泌尿・生殖器】
尿路感染・勃起の延長・勃起持続症・前立腺疾患。
【呼吸器系】
気道感染症・鼻出血・副鼻腔炎が報告されています。
【感覚器】
視力低下・網膜静脈閉塞・霧視・網膜出血・突発性難聴。
【その他】
感染症・過敏性反応が報告されています。

臨床試験などから得られたデータでは無いので実際に発症するかどうかは不明ですが、もしもバイアグラの服用後に上記のような副作用が認められた場合は、服用の量を減らすか服用を止めるなどの適切な処置が必要です。また、そのような重い症状が現れた際には、処方してくれた病院の医師や薬剤師に必ず相談をするようにして下さい。

飲み合わせると副作用を招きやすくなるバイアグラの併用注意薬と併用禁忌薬

バイアグラには飲み合わせると副作用を引き起こし易くなる「併用注意薬」と呼ばれる薬があります。併用注意薬は相互作用により薬の効果が若干弱くなる、または強くなる可能性がある薬のことです。副作用もやや見られたりするので、止むを得ない場合以外はあまり服用しない方が良いとされています。具体的には以下のような薬となります。

  • チトクロームP450 3A4 阻害薬
  • チトクロームP450 3A4 誘導薬
  • 降圧剤、α遮断剤、カルペリチド

併用注意薬の他に「併用禁忌薬」と呼ばれる薬があります。これは飲み合わせると命の危険も招きかねない薬のことで。併用することで副作用が強く出る危険性がありますので服用は厳禁です。併用禁忌薬は以下のような薬となります。

  • 塩酸アミオダロン製剤(アミオダロン塩酸塩錠100mg、アミオダロン塩酸塩錠100mgなど)
  • 硝酸剤(飲み薬・舌下錠・貼り薬・吸入薬・注射・塗り薬・スプレー)
  • 慢性血栓塞栓性肺高血圧症の治療薬(アデムパス錠など)

併用禁忌薬をバイアグラと併用してしまうと過度に血圧を引き下げる可能性が高いため、禁忌薬を服用している人はバイアグラを処方してもらうことは出来ません。

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